ご 挨 拶

電気化学会九州支部
平成20年度支部長
喜田 康
 
 電気化学は、電子やイオンの移動に関わる化学的現象を扱う化学の一分野ですが、物理化学、無機・有機化学、分析化学、化学工学などの化学分野はもちろん、半導体などの電気・電子分野、バイオセンサーなどの生物分野など多くの学術分野と密接に関わり、新しい材料、技術の開発には必要不可欠な学問です。
電気化学会は、その電気化学に関する産業・学術の進歩発展を図ることを目的に、1935年に設立された70年以上の歴史をもつ学会です。しかし、その内容、領域は時代の要請により大きく変化し、また拡大してきました。最近の大きな社会問題は、地球温暖化の進行、石油価格の高騰などの環境・エネルギー問題で、毎日のようにテレビ、新聞で報道されています。この解決策の一つとして注目され、開発が待望されているのが、エネルギー変換・貯蔵のための2次電池、燃料電池などの電気化学的デバイスです。このように電気化学をベースにした応用は、電池以外にも様々な最先端材料、技術分野に期待されており、本会の果たす役割は益々大きくなっています。
電気化学会九州支部は、山口県と九州8県の会員の皆様に、講習会、講演・見学会、外国人講演会などの活動を通して、情報、交流の場を提供しています。特に、支部として力を入れているのが、若手研究者の育成、交流です。毎年7月に開催されている化学関連支部合同九州大会では、若手研究者の意欲増進のため、優れた研究発表に対して優秀研究発表賞を制定し、昨年は11件の発表テーマを表彰しました。また、今年は9月1、2日大分県湯布院で開催される産学官の若手研究者、学生を対象にしたトークシャワー・イン・九州では、著名な先生の講演以外に、自らも研究発表、研究室紹介を行い、相互の交流を図っています。更に、毎年秋には、一般の会員の皆様にも興味を持っていただける最新の技術情報をテーマに工業物理化学講習会を開催し、その分野でご活躍されている講師の先生を招聘し、最先端の最新な技術情報の提供に努めています。
今後とも、会員皆様の積極的なご参加とご協力をお願いいたします。

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