この度、平成29年度の電気化学会九州支部の支部長を委嘱されました長崎大学大学院工学研究科の清水です。
電気化学会の前身の電気化学協会は1935年2月に設立され、本九州支部は当時の関西支部から山口県と九州地区が分離独立して1961年に設立されました。
ともに、長い歴史を持ち、これまで電気化学に関する産業・学術の進歩発展に多大の貢献をしてきています。
私は、大学4年生の卒業研究で指導教授からいただいた研究テーマの関係で、大学院修士課程在学中の1981年に当時の電気化学協会に入会しました。
その後、大学に職を得てからも、化学センサを中心に電気化学分野の研究を続けてきています。
この間、社会の情勢や要請に応じて、注目される電気化学分野が変わってきましたし、これからも変わっていくことでしょう。
しかし、イオン、分子や物質間の電子の授受とそれに付随する現象を学問的に体系化して理解し、それに基づいて、人々の安全・安心で豊かな生活を継続的に支えるために、
改善・改良版の、又は、新規な科学技術を提供し続けるという、本学会とその会員の使命には変わりはありません。
そのためにも、電気化学会本部の活動に加えて、九州支部においても、今後も電気化学の様々な分野の科学技術の進展に貢献できるよう、情報発信、研究・技術交流の場を企画し提供してまいります。
ちなみに、本年度は、第54回化学関連支部合同九州大会(H29.7.1(土))を本九州支部がお世話させていただく予定です。
また、2017年電気化学秋季大会(H29.9.10(日)、11(月))を、本九州支部内の会員の皆様のご協力をいただき、長崎大学文教キャンパスで開催予定です。さらに、電気化学会の支部合同企画も計画されています。
このような事業の円滑な実施のためにも、今後も、九州山口地区の産学官多方面の関係者の方々のご支援とご協力を、宜しくお願い申し上げます。
|